子宮頸がんは日本で年間約1万5000人が発症し、約3500人が亡くなると推計されています。主な原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染と特定されています。予防ワクチンは子宮頸がん雄原因の約7割を占める「16型」と「18型」のウイルスに対するもので、がん検診とセットで「ほぼ100%予防」ができ、子宮頸がんは予防できる唯一のがんです。そのためワクチンは世界中で広く使われています。
しかし接種費用が1回1万円以上で、3回の接種が必要となることから、高額の負担を軽減するための公費助成が課題になっています。しかも10歳を超える女性に接種することが有効とされています。