いまだに16名が行方不明の状況で1日も早い救助・発見が急がれる中、五條市、野迫川村・天川村の災害状況を調査いたしました。太田五條市長からは、大塔町赤谷の土砂ダムについて「決壊すれば甚大な2次被害が想定される。ポンプで水を抜きながら溝を造り徐々に水を流していく作業が計画されている」と説明を受けました。野迫川村では、角谷村長より寒冷地という地域から「断熱性が高い仮設住宅が冬までには必要」と要望がありました。そして、天川村では森本町長より「土砂崩れで道路が寸断しており小中学校の子どもたちの通学が困難」と状況をお聞きいたしました。
さらに荒井正吾奈良県知事より「交通網の回復と仮設住宅の整備」と合わせ、深層崩壊・土砂ダムなどの土砂災害などの研究推進、土砂災害の監視・警戒・避難体制の確立、土砂災害に強い道路・河川の整備など、取り組む課題をお聞きいたしました。
(天川村坪内地区で状況説明を受ける) (懸命に続けられている復旧作業)
また同日、野瀬川村役場近くに設置されている避難所と五條市大塔町内の「ロッジ星のくに」に避難をされている方々へのお見舞いに伺わさせていただきました。「1日も早い行方不明者の発見と生活再建などの要望の声をお寄せいただきました。平成に入り最大級の台風被害を目の当たりにし、「人命救助第一」と一日も早い復旧・復興をめざし県政への取り組みに全力で当たってまいります。