いまや国民病とも言われる「うつ病」は、有病者数が約250万人と推測されています。高止まりする自殺の大きな要因でもあり、その対策が急がれています。
こうした中、うつ病治療の一つとして、欧米を中心に広まっている「認知行動療法」が注目を集めており、鹿児島県の精神保健福祉センターを訪問いたしました。
(写真中央は、鹿児島県精神保健福祉センター冨永所長)
認知行動療法は、対面式のカウンセリングで行う精神療法で、医師と患者の対話の中で、患者の否定的な物のとらえ方や行動のクセを改めていく。そうすることで、睡眠障害や自己の過小評価といった症状が改善できます。
先駆的な例を挙げると、沖縄県立総合精神保健福祉センターでは、2005年から「うつ病デイケア」という形で認知行動療法を取り入れ、これによって治療を受けた人の9割に症状改善の結果が出ています。
昨年4月から同療法に保険が適用され、実施者を養成する研修も開始されました。うつ病は現在、薬物療法が中心でありますが、薬物だけに頼らない同療法の普及が期待されています。
しかし、医療現場でも、この療法を希望する人が増えていますが、治療に当たる専門医(奈良県においても)が不足しているのが現状です。鹿児島県精神保健福祉センターでは、保健所職員や相談事業に当たる支援者らを対象に「認知行動療法」の研修を実施され、地域での支援体制の強化を進めています。
次に、平成21年3月に議員提案により策定された、「観光立国かごしま県民条例」と平成22年6月に制定された「スポーツ振興かごしま県民条例」を調査」いたしました。
(鹿児島県議会において)
最後に、鹿児島中央駅にいおいて奈良観光のPRイベント(奈良市観光協会主催)が行われていました。
「せんとくん」や「ミス奈良」が登場し注目を集めていました。まるで駅前は奈良県一色でした。夜には、燈花会が行われ、多くの皆様が足を止めてご覧になっていました。鹿児島まで九州新幹線の開業で奈良まで近くなり、ぜひ多くの皆様に奈良にお越しいただけるようこれからも取り組んでまいります。